〈書〉有鄰会の皆さんと5月17日に勉強会をしました。
普段の教室は月例作品を書くばかりで、墨の擦り方、押印の仕方などを皆さんでお勉強する機会が無かったのですが、今回、検定試験も有り、とても良い機会だったと思います。
普段の練習は墨液での多習ですが、作品制作は、墨色と線の冴えが命!と、改めて実感しました。
その墨色のために、硯は人肌に温めるのがベスト。そして優しく優しく墨を練るように擦ります。強く強く擦っては粒子の荒い墨しか擦ることができません。そして何時間も何時間も擦りそして、何枚も何枚も書き素晴らしい作品を作ることができます。
最後の仕上げは、女性のお化粧の仕上げとも言える、作品の口紅である押印。白と黒の書の世界に華を添えます。
簡単にみえる作業で、実はとても難しいものです。印鑑を押すような適当な作業ではありません。心を込めて自分の作品のため、丁寧に押すことでやっと作品が完成するのです。
と、いうお話を頂き、当たり前の事ですが、皆さんで再確認出来大変勉強になる時間を共有することができました。
書の世界に少しずつ踏み込めた感動に、自分なりに嬉しく、心が震えました。書道って素晴らしい♪
これからも、もっと深く勉強して行きたいと思います。